私とねずみ
こんばんは、紫陽です。
今日は何となく調子が良いので、少し早いですが書いてみることにします。
今夜は、昨日までと打って変わって私と実家に住み着くねずみたちについてです。
実家は築約30年の少し古いマンションの一室なのですが、如何せん、部屋が1階庭付きのため、庭には雀に烏、猫に鼬と動物たちが闊歩する、ちょっとしたジャングルです。
その影響もあってか、今となっては我が家のホットな話題No. 1ともいえるねずみたち一族(少なくとも2種類いて、1世帯で何匹いるのかは不明)が住み着いております。
事の始まりは、約1年前ほど、私は家の中でねずみの姿を目にしてしまったことが原因でした。
ある休みの朝、自律神経失調症と診断される直前の私が起き抜けのボーッとした頭のまま、廊下に座り込んでいると……
かさ……かささささ…………
「も、もしや朝からGの登場かっ⁉︎」と1人で警戒態勢のまま、武器になりそうなものを手探りで探していると、その物陰にいたのは薄茶色のねずみでした。
まず、最初に思ったことは、人生において、こんなに間近でねずみとか見たの初めてだわ、でした。
その後から、思考回路はじわじわとねずみが出た→衛生的にばっちい→追い出さねば!となりました。
そして、見つけたその日の夜から、私が寝ている部屋からはカサカサという音がどこからともなく聞こえてきて、気づけば睡眠不足になっていました。
まぁ、この頃はまだ服薬に屈しておらず睡眠導入剤とお友達ではなかったため、元々眠れない要素があったのをねずみのせいにしたかった部分もあるのですが。
その数日後、弟の勉強部屋には灰色のようなねずみが現れ、弟の受験勉強のお供である羊羹やスナック菓子を奪われる事件が発生。
その後は冬の間に購入しておいたカイロや旅行のお土産でもらったパック、衣類洗濯用洗剤の詰め替え用パウチなどが次々とやられました。
ある夜、庭側にある窓の網戸と窓の隙間に茶色い物体が挟まってると妹から泣きつかれ、小さな庭に出て確認すると、身動きが取れなくなったねずみがこちらを潤んだ瞳で見つめているではありませんか。
……何か可哀想になって、思わず逃してしまいました。
けど、今考えればあの時1匹でも殺しておけばよかったのかもな、と思います。
その後、潔癖症の父が退治するために臭いを消して苦しい思いをさせる道具、O3クリアというオゾン発生装置を投入し、攻防戦が繰り広げられました。
妹はねずみの恐怖から逃げるために家を出て、弟はおやつを缶に片付ける癖がつきました。
私は、実は自分のことで必死過ぎて何とも思わなくて、薬を飲めば朝までグッスリなので、闘うならプロに任せるべきじゃないかしら?と傍観しています。
今では、相変わらず物音はしますが被害は減り、平和を取り戻しつつある実家ですが、この攻防戦がいつまで続くのか、私、ちょっと気になります。
これで、ねずみともお別れ。きっと清々してることでしょう。
さて、今夜もお付き合いいただき、ありがとうございました。
皆さんにとって素敵な夜となりますように。